土曜日, 7月 16, 2011

後ろ暗いこのごろ---

節電だから--って、
家に帰れば、娘が照明をバチバチ消して歩くので、暗いいえの中、わたしはおでこや膝をあちこちにぶつけて青あざが絶えないし、お店に来ればマリアナが、「マユミさん、節電です」とか言ってクーラーの設定温度を信じられないくらい高くするのだ。---もう痛いやら、暑いやら!!!
立場上、二人には何も言わないけど、
今年の夏はどちらに行っても私には地獄の責め苦なのであります。

実は、マリアナは今カリフォルニアに帰省中で留守なのです。
出かける前に、自分の家の冷蔵庫からドレッシングだのマーガリンだの持って来て、お店の冷蔵庫に入れていた。もちろん節電のためね---。
それはともかくとして、彼女には絶対に内緒だけど、今はいないので、私はお店の空調機を24~25度に設定してとても快適です。

しかし、この気分は、なんだかかつて経験した記憶がある。
何か、心地よい、と同時に後ろ暗いのね。

思い出した。

娘が小学校の頃、林間学校などで出かけると、私は寂しい反面、少しわくわくしたものだ。
なぜって、娘がいないから、日頃できないことができるじゃあない?
つまり、娘に「してはいけません!」って禁止していることの類いをしちゃうのだ。

例えば、夜更かしする、とか、歯を磨かないで寝る、とか、洋服きたまま寝る、とか、お布団を娘のぶんまで合計4枚敷いて寝る、などなど。


今考えれば、内容はばかばかしいのですが---。
何だか得した気分になって、嬉々としてやっていた。

こういうことにエネルギーを使うなんて---今もそうは変わっていないんだなあ。

良い子はやってはいけません。