いくらか涼しくなって、一息つけますね。
この2~3日は空気も乾燥して、とても気持ちがいい。
先週、雨上がりの夕暮れにバスに乗って、脇の歩道を歩く人たちをぼんやりと見ていた。
夕暮れ時は、一日の中で一幕目が終わり、二幕目が始まるまでの休憩時間--というところかな。こういう状況は絶対的に受け身で良いから、思いっきりぼんやりできるのだ。
バスに揺られながら、歩道を歩いている誰彼を見ていたら、珍しいものが目に入った。
老婦人に連れられた犬が、なんと立って歩いているのだ。
しかも、よくよく見ると紺色である。立って歩く紺色の犬!!
いやあ、珍しい犬が居るもんだ、と感心してなおも見ていたら、それは小さい車のついた買い物のカートであった。老婦人がカートを引いていただけなのね。
何だ、と少しがっかりして前方に目をやると、信号待ちの場所に黒い犬が寝そべっている。それがいやにペッちゃんこなのだ。板っきれのように。
随分平らな犬がいるなあと思ってバスが近づいたので窓に張り付いてよくよく見ると、それは水たまりだった。
わたし、相当疲れているかも---と、翌日、薬屋でアリナミンを買って来た。
そして、近いうちに眼科に行き、視野検査をしてもらうことに決めた。