土曜日, 9月 17, 2011

中島敦著「山月記」を読んだ


1909年生まれ、中島敦著、「山月記」を読んだ。
この写真は英語版ですが、日本語で。

臆病な自尊心、傲慢な羞恥心が肥大して、虎になってしまった男の話だ。
イメージではなくて、本物の虎ね。

この作家には初めて出会ったような気がする。
例によってアマゾンから全作品を一通り購入する。

しばらくはまりそうだ。


(追記)はまった。

木曜日, 9月 08, 2011

鰐と蛇

何もわたしが興奮することはないのですが----

----フィリピン、ミンダナオ島のブナワンで9月4日、3週間に及ぶ追跡の結果、巨大なイリエワニが生け捕りにされた。AP通信によると、ワニの体長は6.4メートルもあり、フィリピンで捕獲されたワニのなかで過去最大だという。
体重は1075キロにも及び、複数の人間を攻撃して2人を死に至らしめた疑いがある。ロロン(Lolong)と名付けられた巨大ワニは生きたまま捕まり、ブナワン地区近くのコンスエロ村に設けられた臨時の囲いの中に保護されている。( ---ここまでMSNの記事のママ)

すごい大きさだ。

何年か前、マレーシアで昼間、山に行ったおじいさんが、夕方になっても家に帰ってこなかった。心配したおばあさんが山まで見に行ったところ、6.5メートル程の長さの蛇が、おなかを膨らませて動けなくなっていた。親戚の若者数人が蛇のおなかを押して、おじいさんを押し出したが、もう息は切れていた、ということがあった。

こういう現場を見たら、一生忘れられないだろう、と思う。

しかも、鰐も蛇も、ちっとも悪くはないのだ。

目の前のことに振り回されて、流されて、ウダウダした毎日を送っているわたし。
こうしちゃあいられないな、と思った。




 

とりあえずアリナミンを--。

いくらか涼しくなって、一息つけますね。
この2~3日は空気も乾燥して、とても気持ちがいい。

先週、雨上がりの夕暮れにバスに乗って、脇の歩道を歩く人たちをぼんやりと見ていた。

夕暮れ時は、一日の中で一幕目が終わり、二幕目が始まるまでの休憩時間--というところかな。こういう状況は絶対的に受け身で良いから、思いっきりぼんやりできるのだ。

バスに揺られながら、歩道を歩いている誰彼を見ていたら、珍しいものが目に入った。
老婦人に連れられた犬が、なんと立って歩いているのだ。
しかも、よくよく見ると紺色である。立って歩く紺色の犬!!
いやあ、珍しい犬が居るもんだ、と感心してなおも見ていたら、それは小さい車のついた買い物のカートであった。老婦人がカートを引いていただけなのね。

何だ、と少しがっかりして前方に目をやると、信号待ちの場所に黒い犬が寝そべっている。それがいやにペッちゃんこなのだ。板っきれのように。
随分平らな犬がいるなあと思ってバスが近づいたので窓に張り付いてよくよく見ると、それは水たまりだった。

わたし、相当疲れているかも---と、翌日、薬屋でアリナミンを買って来た。

そして、近いうちに眼科に行き、視野検査をしてもらうことに決めた。