火曜日, 9月 29, 2009

カフェオレ団子


「これ、食べてください」

------とマリアナがさしだしたのは、あんこの乗っかったくし団子二本入りパック。

生クリームらしきものがデコレーションケーキの飾りのようにうねってあんこの上にかかっている。

「クリームがかかっているお団子なんて、めずらしいわね。
わたしはじめて!!
さっそく頂くわ!!ドレドレ --- 」  --- ルンルン ♫ ♪ ♬


「それ、カフェオレ団子なんですよ」

「 --- ん?(what?) 」

「カフェオレの味なんです」

「????? あんこがカフェオレの味なの?」

「そうです」

「 そうなの?(私、ちょっと引いた )一本でいいわよ --- わたし」

「どうぞ食べてください」

「そお---。では、ありがと」


---で、一本のつもりが続けて二本、食べてしまった。


おいしいのです、これが。

食べてから、しみじみ思った。

”チョコまんじゅう”というのがあってあれはおいしい、と納得済みなのに、

その経験を瞬時にいかせず、先入観にしばられていたなぁ〜って。



マリアナはこう言っていた。

「これは面白い味です」

やっぱり、マリアナもガイジンとはいえ、そう思うのかぁ。

(このお団子は、ブログに載せるために買ってきたものです。
ちょうど Laura さんがお店にみえたので、食べて頂きました。
ローラさんは「うん、おいしい。いけるわよ、これ」って言っていました、

火曜日, 9月 15, 2009

言ってる矢先に---^^^

前回、年を重ねたら「ギャー!!」と叫ぶような失敗は少なくなった、と書いたばかりなのに、
----なんたることか、私の携帯電話が突然、機能不全になった。

そろそろ買い替えよう、と思っていた矢先に、突然、何をどうやっても電源が入らなくかった
電源が入らないのはいいとしても、入らないことにはデータを抜き出せないという。
手数料だけ払って新しい機種を手に入れたが、データは空っぽ。
イヤハヤ-----。

電池パックを3個も買ってとっかえひっかえ入れ替えてみたが、だめだ。


娘が言う。「エーッ、バックアップとっていないの??もーっ、信じられない!!』


私はソフトバンクに行ってこう言った。「何の前触れも無く壊れたんですけど--」

「お客様--それは機械ですから-----。突然壊れるのが、普通です。」

「そ、そ、そんな---でも本当ね」


私のうかつさが招いたこととは言え、
あーあ。

土曜日, 9月 05, 2009

もう これっきりなのね :(


一日働いて疲れた身体でバスを降り立ち、とぼとぼ歩いて角をふたつ曲がると、古いマンションの中庭に行き着く。
日中の暑さでぐったりしている草木を横目で見ながらなお歩くと、そこには一日中私を待ちわび、行けば優しく迎え、わくわくドキドキさせてくれる「男」、---ではなく「ジンジャーリリー/花みょうが」が待っているはずなのですけど、残念ながら今年から見ることができなくなった。(blogger "I'm helpless Against It"2008/Aug)

そこは家の近くにあるのだが、背の高い雑草がわさわさ茂っているかなり大きい空地である。
その片隅に植えられたジンジャーリリーは金網に身をすりつけ、白い花をつけた頭をユラユラさせて私を迎える。
おまけに煌めく夢のような香りとグルになって私のこゝろを虜にしたのだ。
逢瀬は夏の間のほんの短い期間だが、わたしは仕事帰りの深夜、あたかも不倫をしているかのように人目を忍んでこっそり回り道をして、これを眺めるのがここ数年の密かな楽しみになったのでした。
ところが、数ヶ月前のある日、その空地はつるつるに草むしりをされた後、あっと言う間にコンクリートが打たれ月極駐車場になってしまった。
「私に断りも無く、なんてことをするの---もう」。
意気消沈しました。

---と、まあ、こういう些末なことに感情をむき出しにするのは セルフコントロールによる自己防衛でもあります。
だって、本番の危機の時は冷静な判断を要求されるから、ああだ、こうだと押し寄せる感情は、足で蹴飛ばして押し入れにしまい込んでないものにしまうでしょう?

でも、そんな分の悪い「感情」だって、出番が欲しいに違いない。
----こう、思うのであります。
だから、差し支えない場面でたまにそういう「場」を造ってあげるのね。

(つぶやき):年齢を重ねるって一般的に「ギャーッ」と叫ぶような失敗は少なくなるけど、ちょっとつまらないね。