日曜日, 11月 27, 2011

今度は「ちょっとすいませーん」で、やっちゃった。

素っ裸で車から飛び出して、仕事帰りの女性に「おつかれさまっ!!」と言った男の話を、四つ前のブログに書いた。この人は逮捕されて、刑務所に入っているのだろう、と思っていたが、そうではなかったらしい。注意だけで、帰されたのかなあ??

おとといのニュースでは、同じ人が、今度は歩いている女子中学生のお尻を「ちょっとすみません」と言って、ムンズとつかんだそうだ。

この人の言葉のセンスにはまたまた笑ってしまうのだが、この人はこういう言葉で自分を励ましている、または自分をだましているのではないかな--と思った。

こういう「おつかれさまっ!!」とか、「ちょっとすいませーん」という、暗い部分を含まない日常的な言葉を発することによって、自分がこれから「するぞ!!」としていることが日常に引き下げられて「これは、たいしたことではないのです」、って思える仕組みかな??

アレコレ考えさせてくれる人です。

水曜日, 11月 02, 2011

月に吠える

読売新聞の中でおもしろい漢詩をみつけた。

椀椀椀椀亦椀椀(わん わん わん わん また わん わん) 
亦亦椀椀又椀椀 (また また わん わん また わん わん)

愚佛の「犬の咬みあい」より---。

江戸期の漢詩だそうだ。

作者は、夜の闇の中で犬の鳴き声を聞いてこれを書いたそうだ。

この人とは大分違う気持ちで、萩原朔太郎は犬や猫の鳴き声を、ずいぶん深刻に聞いたのね。
そして悩みがますます深くなって詩作したのかな。

朔太郎はいい大人になっても食事の最中食べ物をぼろぼろとこぼすので、母親は新聞紙の上に朔太郎を座らせて食事をさせた、と娘の葉子さんが確か「いらくさの家」に書いていた。葉子さんが見ていた訳だから、彼はいい年をしたおじさんになっていた筈だ。
なんとも微笑ましい光景です。哀しみも含みながらね。