水曜日, 12月 21, 2011

used の消しゴムを買ったわたし(夢の中でね--)

先週、風邪で熱が出ていた時、夜にこんな夢をみた。

Used book store 必須の品物がいくつかある。

その一つは、「砂消しゴム」通称「すなけし」である。
砂ではないのでしょうが、砂のようにざらざらしたものが入っていて、
一般的な汚れが消せるのだ。
そろそろ買わなきゃ、と思っていたら夢にみた。

一個230円、高いなあ、と思いつつ手にとると、ご丁寧にUsed なのだ。
頭が少し三角になっている。

私はリサイクル大好き人間だが、
消しゴムまでusedを買うか--
と、夢の中まで、即物的な自分にあきれて目が覚めた。

(教訓)三段階、掘り下げて考えた結果、お店で販売する本の価格を、少し下げることにしました。

日曜日, 11月 27, 2011

今度は「ちょっとすいませーん」で、やっちゃった。

素っ裸で車から飛び出して、仕事帰りの女性に「おつかれさまっ!!」と言った男の話を、四つ前のブログに書いた。この人は逮捕されて、刑務所に入っているのだろう、と思っていたが、そうではなかったらしい。注意だけで、帰されたのかなあ??

おとといのニュースでは、同じ人が、今度は歩いている女子中学生のお尻を「ちょっとすみません」と言って、ムンズとつかんだそうだ。

この人の言葉のセンスにはまたまた笑ってしまうのだが、この人はこういう言葉で自分を励ましている、または自分をだましているのではないかな--と思った。

こういう「おつかれさまっ!!」とか、「ちょっとすいませーん」という、暗い部分を含まない日常的な言葉を発することによって、自分がこれから「するぞ!!」としていることが日常に引き下げられて「これは、たいしたことではないのです」、って思える仕組みかな??

アレコレ考えさせてくれる人です。

水曜日, 11月 02, 2011

月に吠える

読売新聞の中でおもしろい漢詩をみつけた。

椀椀椀椀亦椀椀(わん わん わん わん また わん わん) 
亦亦椀椀又椀椀 (また また わん わん また わん わん)

愚佛の「犬の咬みあい」より---。

江戸期の漢詩だそうだ。

作者は、夜の闇の中で犬の鳴き声を聞いてこれを書いたそうだ。

この人とは大分違う気持ちで、萩原朔太郎は犬や猫の鳴き声を、ずいぶん深刻に聞いたのね。
そして悩みがますます深くなって詩作したのかな。

朔太郎はいい大人になっても食事の最中食べ物をぼろぼろとこぼすので、母親は新聞紙の上に朔太郎を座らせて食事をさせた、と娘の葉子さんが確か「いらくさの家」に書いていた。葉子さんが見ていた訳だから、彼はいい年をしたおじさんになっていた筈だ。
なんとも微笑ましい光景です。哀しみも含みながらね。

土曜日, 10月 15, 2011

TOTO も TOKYU もビックリ!

「日本で「人間のうんちを燃料に走るバイク(Poop-Powerd Bike)」が開発された——こんなニュースが、海外のニュースサイトで相次いで報じられている。」と Yahoo News にあった。

本当か、と思っていたら違うようだ。

 話題となっているのは、TOTOが開発した「トイレバイク ネオ」。バイクの座席部分がまるまる洋式便器になっている、強烈なデザインのバイクだ。

有名ネットニュースの「ゴーカー」では、「この世界初のトイレバイクの座席は便器になっており、ズボンを下ろしてバイクに乗れば、理論上は『排出』しながらそれを燃料に運転できる」と解説。人気ブロガーのペレス・ヒルトンは「しかし、運転しながら『うんち』はできないだろう?」と首を傾げつつ、「なんにせよ、このバイクの後ろだけは走りたくないな! 大爆笑だ!」と紹介した。--と、Yahoo は続く。

大分以前に自由が丘近辺を走るデマントバスに乗った時のこと。
運転手が「このバスは--何とかかんとかで--運行します」とアナウンスしたところ、後ろの座席に乗っていた小さい男の子が一瞬、目を丸くして、

「ママ、このバスうんこするんだって」と、ママの耳に手を当てて言った。
「あら、そう?じゃあ、見ていてごらん」
「うん」そう言って彼はバスの下方に目を遣っていた。

しばらくすると--
「ママ、このバス、まだうんこしないよ。おならはしているみたいだけど--」
そう言った。

わたしを含めて、周りの何人かが吹き出していた。

水曜日, 10月 05, 2011

白髪がそんなに伸びる??

わたしは「数独」も大好きですが、「漢詩」も大好きなのです。

こんな漢詩があります。
有名なので、見たことがあると思いますが---.

 白髪三千丈 
 縁愁似筒長
 不知明鏡裏
 何処得秋霜  (李白)

-- 愁いによって、白髪が筒のように三千丈にもなった。

ンもー、「大口たたき」なんだから--と思っていたら、
李白の弟子/杜甫は、大酒呑みだった師/李白についてこんな詩を作っていた。

 李白 一斗 詩百篇  (杜甫)

----李白は一斗呑んで、詩を百作る。

どっちもどっちね、とお店で中国の女性と漢詩の話をしていたら、
彼女がこんな詩を教えてくれた。

 去年一点相思涙
 今年始流到顳辺

----去年流した涙が、今年やっとこめかみのあたりに来たよ。

これは、顔の長い妹をからかった詩だそうです。(そんなに長いか?)

前回のブログに書いた「おつかれさま」と、この三つの漢詩で、
わたしはこの数週間というもの、思い出すたびに、ついニヤニヤしてしまうのです。
ビタミン剤みたいなものですね。

月曜日, 10月 03, 2011

「おつかれさまっ!!」

わたしの「思い出し笑い貯蔵庫」の中に、最近加わったもののひとつ。

本当のはなしです。

朝だか夕方だか忘れたが、素っ裸になった男が、突然道路に現れた。
(夕方だったかな??)

これだけでも、普通、ビックリするけど。

若い数人の女性の前に出て、この男はこう言った。

「おつかれさまっ!!」

素っ裸でね。


もちろん警官に捕まったけど。


本来は、彼は「おつかれさまっ!!」って、言う立場に無いし、
居合わせた人々も、言われる立場にないじゃあない?

しかし、あの格好で彼は言った。

実は、私は、この日常性と非日常性の合体が、実に見事だなあーと、感心しています。
何回思い出しても、笑ってしまうし---。

土曜日, 9月 17, 2011

中島敦著「山月記」を読んだ


1909年生まれ、中島敦著、「山月記」を読んだ。
この写真は英語版ですが、日本語で。

臆病な自尊心、傲慢な羞恥心が肥大して、虎になってしまった男の話だ。
イメージではなくて、本物の虎ね。

この作家には初めて出会ったような気がする。
例によってアマゾンから全作品を一通り購入する。

しばらくはまりそうだ。


(追記)はまった。