Blue Parrotスタッフのマリアナ は現在日本語の勉強途中ですが、すでになかなかじょうずです。
一昨日、お店に電話があってマリアナが出た。彼女が日本語で話しているので、わたしは「フムフム、電話のあいては日本人ね--」と思っていた。そのあとマリアナが「今の電話の人、日本人なんですけど、名前はガイジンなんです」--と不思議なことを言う。
聞けば、日本語じょうずの Mr.G から買い取りの件の電話だったが、お互いの日本語があまりにじょうずなので、マリアナは彼を日本人だと思い込み、Mr.G もマリアナを日本人だと思ったようだ。
わたしはふたりの日本語じょうずぶりを知っているのでおかしくて、「まあ、最後までふたり共、日本語でしゃべったの? 彼もあなたもガイジンなのにね---」と答えたけど、言ってる先からなんだか頭の中がごちゃごちゃしてきて、「あなただれ?」「わたしだれ?」「ここはどこ?」と、ひとりで認知症の問答をしているような気持ちになった。
お客さんがお店の狭い通路を歩く時、こんでいると通れないので、『あっ、どうも--」とか声を掛けて通路を譲り合っていますが、これが日本人ではなくガイジン同士なのです。「どうも、すいません--」とかね--。
こんな時、わたしは心の中で、思わずつぶやいてしまいます。「ここはどこ?」「わたしはだれ?」「あなた、だれ?」---と。
さもないと、足場ががたがたと崩れていくような気がするのですもの。
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